11月


意見交換会  14.11.6

 会社(古賀社長・社員2名)とサポーター・ボランティアなど約50名との「意見交換会」が11月1日(金)に鳥栖商工会議所2階で行われた。
 参加者からは新聞報道の確認や来季に向かっての意見・要望が行われた。
 終了後、書記役から議事録が読み上げられ、古賀社長より一部訂正があったが、おおむね2時間の 「意見交換会」が終了した。
 今季初めて実施された「意見交換会」であるが、これが今季初めにチームが行った三つの約束(地域に愛されるチームをつくります。サポーターと夢を共有します。情報を公開します。)への第一歩になると信じたい。
 司会進行役を通して議事録が11月4日(月)に古賀社長に提出されたと聞いたが、2日たった今日までチームのホームページに掲載がないようである。
 三つの約束を大切にすることが、明日のサガン鳥栖を創ることになるのではないだろうか。


 オブザーバー会議  14.11.10

 今回、 「意見交換会」が開催されたことには意義があり、その結果もおおむね評価されるものであった。
 しかし、会社のお願いごとやサポーター・ボランティアの意見・要望を実現するためには、「オブザーバー会議」を開催して関係者に協力を求めるべきであり、「意見交換会」でも「オブザーバー会議」開催の要望があった。
 古賀社長は、会社が忙しいとのことで開催に否定的な見解であったが、アシストが世話役を買って出ることにより、11月中の開催に同意していただいた。
 「サガン鳥栖オブザーバー会議企画書」を担当取締役の承認を受け、古賀社長に提出したところ、11月9日にオブザーバー会議開催の窓口をサガン鳥栖後援会としたいとの連絡を受けた。
 「オブザーバー会議」は、サガン鳥栖後援会が窓口になって開催されることになったが、支援・応援いただいている各団体並びにサポーター及びボランティアの代表が参加した有意義な会議となることを期待したい。
 アシストは、今後とも、お手伝いできることは積極的に参加したいと思っている。


副島監督退団を表明  14.11.11

 「副島監督は退団明言」と11月11日の日刊スポーツに載った。サポーター2000人の願いも届かなかったことは残念である。 しかし、「クラブの考えと違う」とのコメントに異議を唱えることはできない。
 サポーターとして心配なのは、、コーチ、選手たちの去就である。セレクションでしか選手を補充できない現状からすると、人数は集められるがチーム力を維持することができないことも予想される。
 J1・J2のチームからスカウトして強力なチームを造るべきであるという人がいるかもしれないが、移籍金や高額の年俸はどこから出るのだろうか。
 また、カレカ氏がトータルマネジャーとして、なんとかしてくれると期待している人もいると思うが、日刊スポーツ等によると、カレカ氏は「今回の契約はない」と表明している。
 カレカ氏との契約を断念し、副島監督にチームを任せるとの英断が必要な時ではないだろうか。まだ、まにあうと思っているのは私一人ではないと思う。
 11月中旬以降に新潟や甲府のトップチームのセレクションも行われる。一日でも早く監督を決めてサガン鳥栖も来季に向かって始動すべきである。


 チーム構想   14.11.12

 今回の副島監督退団、カレカ氏とのトータルマネージャー契約の議論の中で欠けていることがあるのではないだろうか。それは、来季のチーム構想である。
 会社は、11月1日の「意見交換会」でカレカ氏との契約の条件について、「本人の人格と熱意で判断したい」と回答された。
 ここで、来季のチーム構想の説明があり、そのためにカレカ氏の指導力を生かしたいとの発言を期待したが、新入社員を面接するような回答だったため、唖然とし、質問する機会を逃したことは残念である。
 サガン鳥栖は、チーム発足時からセレクションを中心に選手を補強してきた。J1のトップチームで頑張ってきた選手を獲得したのは今季のビスコンティ、前田選手が初めてではないだろうか。 
 移籍金がいらない元J1選手を集めてチームを造ることも一つの方法ではあるが、どこかのチームが失敗した方法でもある。
 サガン鳥栖は、以前のようにセレクションを中心に選手を補強し、J1のサテライトで頑張っている選手に活躍の場を与えることがチームの基本理念である「人づくり」「まちづくり」「夢づくり」にマッチしているのではないだろうか。
 今季のチームをベースに補強するのであれば、副島監督が退団する理由はないと思う。
 もし、副島監督がJ2で優勝し、J1昇格するために大幅な補強をして欲しいと主張しているのであれば退団もやむ得ないと思っている。
 現在のサガン鳥栖には、そのような財力も、組織力もないことを認めざるを得ない現状である。数十年後その時は必ず来ると信じてはいるが。


 信頼関係  14.11.14

saガン鳥栖は、代表取締役、他の取締役、スタッフ、監督、コーチ、選手、株主、スポンサー、行政、財界、サッカー協会、後援会、ファンクラブ、ボランティア、サポーター等から成り立っていると認識している。
 スタッフの解雇や退社、監督の解任騒動、実体のないトータルマネージャー契約、意見交換会の議事録、オブザーバー会議や株主懇談会を開催すべきか否かの問題は全て信頼関係が欠如していることから生じているのではないだろうか。
 また、人々がそれぞれの立場でサガン鳥栖のためにどのようなことをしているのかを知ろうとせず、知っても感謝の気持ちが希薄なことも原因ではないだろうか。
 サガン鳥栖がチームを継続し、地域に根付いたプロサッカーチームとなるためには、個人経営でもなく、株式会社でもない、冒頭の人々が相互に信頼し、支えるクラブとして運営されるべきであると考える。
 株式会社であることから、最低の手続きは必要ではあるが、代表取締役や他の取締役だけに責任を押し付けることはできないと思う。
 サガン鳥栖を構成する人々の意見を集約するとともに、その人々が運営に参加できる体制造りが望まれる。


 副島監督アビスパへ  14.11.16

 11月16日付の西日本新聞に「鳥栖の副島氏に後任監督を打診」と掲載されていた。
 この記事を見て、「副島監督を評価していたのは他のチームだったな!」と残念な気持ちで一杯である。確かに、打診とあり結果ではないが、新たなチームで頑張っていただきたいと思っている一人としては喜んでいる。
 ただ、以前にも書いたが心配なことがある。それは中心選手の離脱である。アビスパは16人もの選手に戦力外通知をしたと報道されている。当然、大量の選手を獲得することになる。
 アビスパもサガン同様に緊縮財政であり、隣りのチームから監督、選手を獲得することが最も経済的であることは承知しているだろう。
 双方の利害が一致すれば大量の選手がアビスパへ移籍することになるかもしれない。一方の当事者であるサガン鳥栖のフロント(と言えるかどうか?)はどう判断しているのであろうか。
 リーグ戦終了後、チームは戦力外選手への解雇通知を行うとともに、契約を継続する選手との交渉を速やかに実施しなければならない。私は、アビスパだけでなく他のチームから選手に声がかかることを心配している。


取締役候補  14.11.18

 サガン鳥栖は、10月初めの記者会見で今季末における現取締役全員の退任(任期満了)と古賀社長ほか1名の続投を発表している。
 そこで、私が11月1日の「意見交換会」において、会社に監督・選手の査定や来季のための契約を誰が行うか質問したところ、「今季終了後に取締役になる人を顧問とし、その顧問が監督・選手の査定や来季の契約を行う」旨回答された。
 11月10日に副島監督の退団表明があり、12日に取締役会が開催されたとの新聞報道があったが、その報道によると取締役6名(現取締役7名)が出席したとのことで、顧問(取締役候補)についての記事はなかった。
 また、2日後の14日に記者会見する旨コメントされていたが、現在(11/18)のところ、記者会見があったのかどうか、どのような内容だったのかも報道されていない。
 私が「意見交換会」において、顧問(取締役候補)が来季の契約等を行うのであれば「株主懇談会」を開催して、株主にその旨の説明をすべきではないかとの意見に対し、「検討はするが、時間がないので開催できない」との回答であった。
 本来であれば、「臨時株主総会」を開催して、総会で新取締役を選任し、事務の引継ぎを行った後の定時株主総会で現取締役が退任するのがベターである。
 副島監督が退団を表明した以上、留任はないと考えるのが常識である。12日の取締役会で何が協議されたのだろうか。全てにおいて手順が逆になっていると思うのは私だけだろうか。


 アドバイザー  14.11.19

 日刊スポーツのHPによると、サガン鳥栖は副島監督の退団を発表したが、後任は未定とのことである。
 今は、地元出身である副島監督が新たなチームで活躍するのを祈るだけである。
 ことの始まりは何であったのであろうか。それを論じても仕方がないこととは思われるが、今後のためにも明らかにして欲しいものである。
 会社は、今後、来季のチーム構想を発表し、監督の人選とともに、選手の査定と契約更新を行い、さらに、セレクション等で選手を獲得しなければならない。
 このような重大な業務を集中的に実施しなければならない時には、経験豊なアドバイザーが必要になってくるのではないだろうか。
 会社が契約しようとしていたトータルマネージャーとは何だったのであろうか。
 サガン鳥栖は、会社経営(営業・事業・広報・経理)、会場運営、チーム管理(監督・選手の査定や獲得)等で多彩なアドバイザーが必要な状況にあるのではないだろうか。


監督選考  14.11.20

 11月20日各紙が「サガン鳥栖、副島監督の退団を発表」と取り上げている。その中で気になったのは、西日本新聞の『天皇杯で誰が指揮をとるかは「白紙」とした上で、今後、選手やフロント、サポーターの意見を聞いた上で決定するとした。』とあることである。
 フロントの意見を聞くのは当然であるが、選手やサポーターの意見を聞いた上でというのはどうゆう意味だろうか。
 副島監督の留任運動は、それまでの指揮や人柄をサポーターが知った上で行ったものである。新監督候補はサポーターが知っている有名人なのであろうか。又は、皆が知っている身近な人なのか。
 監督の選考は、フロントがチーム構想にマッチした人(S級保持者・日本人)を招き、チーム指揮の全権を与えるものであり、トータルマネージャーなる人がいれば、その人の意向に沿った人選をすべきであろう。
 いずれにしても、自薦・他薦による候補者から書類選考し、面接等を経て契約条件を決定するものであり、単にサポーターや選手が知っているから、推薦するから採用するといったものではないであろう。
 次に、天皇杯で誰が指揮をとるかは「白紙」ということはどういうことなのであろうか。
 副島監督は、天皇杯まで指揮をとると表明していたのではないか。もし、次のチームで天皇杯の指揮を依頼されたとしても、契約満了までサガンの指揮をとるのが常識である。
 それからすると、任期満了退団でなく解雇ということになるのではないだろうか。その場合でも、現在のコーチが監督代行として指揮をとるのが通常である。それが白紙ということはコーチ陣も退団の意思表示をしているのではないだろうか。
 いずれにしても、チームの全容が固まるのは年を越しそうである。


 自己批判  14.11.21

 今は、サガン鳥栖関係者が自己批判すべき時かもしれない。
 代表を選任した取締役、その取締役を選任した株主、チームを支援すべき後援会や地元行政・財界、応援するサポーター、チームをサポートするボランティア、そして取締役から代表に選任された人、それぞれの立場で自己批判をすべきである。
 私も株主として、サポーターとして、そしてチームをサポートする一人として、なぜ今があるのか考えたい。
 「結束と連動」、すばらしい言葉であるが、チームもフロントもサポーターも実践し、結果を出すことができなかった。
 チームには「人づくり」「まちづくり」「夢づくり」という基本理念があるが、昨季まで戦術はあるが、戦略がないと言われてきた。
 しかし、今季は「経営の黒字化」という目標が優先され、基本理念のための戦略も戦術もなく挑んだ年だったと思う。
 確かに、経営の黒字化という目標は達成できるとのことであるが、外的要因が大きく、来季も赤字にならないとは言えないのではないだろうか。
 このような時こそ、初心に戻り、何のために、何をすべきか議論し、地域に愛されるチームを造るべきと考える。


 記者会見 14.11.23

 古賀社長が11月22日に鳥栖スタジアムで「元日本代表MF木村和司(44)を軸に後任監督交渉」という記者会見を行ったようである。
 しかし、翌日の各新聞には「古賀社長辞任」が大きく取り上げられていた。 なぜ、と思った人も多かったと思う。
 第一に、発表のタイミングである、リーグ最終戦後の記者会見で発表するか、まだ早い時期に発表するのが普通である。
 第二に、1月末で退任するという意味である。1月末であれば監督、コーチ、選手との契約、キャンプの準備が終わり、チームが始動する直前である。任期満了であれば定期株主総会(3月末)までとなる。単に決算末が1月末だからなのか?
 第三に、「近く取締役会を開いて承認をうける」(佐賀新聞)とあるが、取締役会の了承を経て発表するのが常識である。
 第四に、「株主やスポンサー、サポーターを交えたオブザーバー会議を開き、クラブの今後について話し合う」(佐賀新聞)とあるが、クラブの今後ということであれば株主懇談会を開くべきであり、オブザーバー会議は、会社と支援団体(行政、財界、サッカー協会、後援会、ボランティア、サポーターを含む。)との意見交換の場だと思う。
 第五に、「古賀社長が直接、木村氏(注:来季の監督候補)に会いたい」(佐賀新聞)とあるが、1月末で辞任すると発表している人が来季の監督(選手を含めて)を決めていいものだろうか。
 第六に、「今まで鳥栖には理念やビジョンがなかった」(日刊スポーツ)とあるが、立派な基本理念、三つの約束、経営方針(目標)があったのではないか。
 第七に、「「周りの関係者には『自分のサガン鳥栖』という意識が強く、‥‥‥」と周囲とあきれつがあったことを示唆した。」(西日本新聞)とあるが、どのチームでもサポーターは自分のチームとして応援していると思う。
 これらの記事を見ると、古賀社長が本当に辞任する意思があるのか疑問に思えてならない。
 会社として 「古賀社長辞任」を発表したとは思えないし、個人的発言としか感じられない。記者会見をすることに問題があると言われればそのとおりだと思う。
 今後、記者会見するのであれば、内容を記載した資料をマスコミに配布して、その資料に基づいて説明する記者会見をお願いしたい。そして、その場で個人的見解を発表するのではなく、後日、質問事項に対する回答をリリースしていただきたい。


 最終節  14.11.24

 前節のアビスパ戦は、お互いにプロとしてはレベルの低い試合であったが、選手の得点を取る気持ちが表れた楽しいサッカーであった。
 どうも、今季だけではないが、サガン鳥栖は相手チームにあわせているようなところがあり、また、後半の体力のなさをカバーするためにスロースタートになっていることが多かったように思う。
 得点パターンが確立できず、立ち上がりに得点しても2点目が入らないと不安があるチームである。応援する者としては、それはそれで楽しいと思っているが、楽勝の試合も見てみたいものである。
 監督はじめ退団する選手もでてくると思うが、最終節を迎えるに当たって、監督、選手には今季最高の試合をお願いしたい。
 最終節が終了すると、契約更新の季節を迎えるが、笑顔で契約更新できる人ばかりではないであろう、厳しいチーム事情もあり、希望が入れられない人、やむなく退団を迫られる人も出てくるだろう。
 サガン鳥栖は、社長が辞任すると発表しながら、後任は白紙という会社ではあるが、他のチームにない良さがあると思っている。
 これからも応援していきたいと思っているので、フロントには直ぐにJ1に昇格するとか、J2で優勝争いをするとかの目標を定めるのではなく、現在の選手をベースに今季の成績から一歩でも上位にいけるチーム造りをして欲しいと思っている。


 株主懇談会 14.11.30

 11月24日の最終戦は今季最高の試合だったと思う。それは、監督、選手が一丸となった姿が見れたことである。年間44試合を同じペースで乗り切ることは難しいことだと思う。この試合をベースに来季に臨んで欲しいと思うには私だけであろうか。
 最終戦の翌日である25日(月曜日)にいきなり27日(水曜日)19時からに株主懇談会を開催するとの連絡があった。9月から株主懇談会の開催を要望していた者としては歓迎すべきことであるが、議題が「来季の体制について」ということであったので、収支報告(10月末、1月末見込み)をして欲しいと要望しておいた。
 当日、株主懇談会に出席してビックリしたことは、収支報告もなく新聞発表されている程度のことを口頭説明しただけで終わったことである。
 次にビックリしたことは、11月1日の「意見交換会」に出席されていない株主が大部分であるので、「意見交換会」での会社説明で「来季の体制について」の参考となる事項を確認したところ、まったく異なる説明があったことである。
 このような内容は、収支報告とともに会社側から株主に情報公開すべき事項ではないだろうか。それをしないで、いきなり「来季の体制について」はないと思う。
 また、「来季の体制について」も会社側から提案するのではなく、株主側に下駄を預け、臨時株主総会でもないのに、出席した30名程度の株主に取締役(1名)が二者択一の採決を迫ったため、私は退席した。
 したがって、その後、どのようになったのか不明であるが、今のところ、そのような報道もないので採決はなかったのではないだろうか。


12月


 組織図 14.12.04

 サガン鳥栖のHPで組織図が公表された。立派な組織図であるが3月の株主総会で役員の役割分担の公表を求めた者としては公開は遅きに失したと言わざるを得ない。
 この組織が機能していれば今日の混乱は生じなかったであろうが、現実に機能しなかった問題点を考えてみたい。
 第一に、日々の業務を司る業務執行委員会の責任者が非常勤取締役であること。
 第ニに、業務執行委員会のメンバーとなっていないグループ責任者(取締役)がいること。
 第三に、社員が非常勤取締役(責任者)のスタッフとなっていること。
 改善意見としては、
 第一に、業務執行委員会の責任者は常勤取締役が担当し、業務執行委員会の指示に基づいて業務を実行する責任者(事務局長)を設けて、その下に社員を配置すべきではないだろうか。
 第二に、業務執行委員会のメンバーは、決定事項が担当部署において確実に実施されているかチエックする役目を担うべきである。


 天皇杯 14.12.07

 ショック療法でなければサガン鳥栖を牽引できない経営者。その中で抵抗する一部の株主。それを見守るしかない多数の株主。何も知らされないサポーター。サガン鳥栖は視界零の世界に突入したようである。
 その中で、今年のサガン鳥栖は天皇杯をどこまで闘うのだろうか。1日でも長くサガン鳥栖の試合を見たいという気持から、昨年(4回戦)以上の成績を期待するのはサポーターの性であろうか。
 いや、監督や選手達にも同じ気持ちが宿していると信じたい。そして、サガン鳥栖が全国のサッカーファンの話題となることを期待している。
 明日の2回戦は埼玉SCであるが、今年、鳥栖スタジアム最後の試合なので監督・選手とともに、大勢のサポーターと勝利の喜びを分かち合いたい。


 商法第237条  14.12.11

 「サガン鳥栖の未来を考える会」が提出した臨時株主総会の開催請求を他のHPで見た。商法第237条の規定に基づきとある。そこで、条文の紹介をしたい。
 商法第237条には「‥‥議決権の百分の三以上を有する株主は‥‥総会の召集を請求することを得」「‥‥遅滞なく総会召集の手続きがなされざる時は‥‥裁判所の許可を得てその召集をなすことを得その請求がありたる日より六週間内の日を会日とする総会の招集の通知が発せられざるとき亦同じ」と規定されている。
 したがって、400万円(369万円)以上を出資する株主から臨時株主総会の請求がなされたことになり、6週間(1月20日まで)以内に会社が臨時株主総会を開催する意志がない時は、請求した株主が裁判所の許可を得て臨時株主総会を召集することとなる。
 株主総会の開催通知は、商法232条に「‥‥二週間前に各株主に対してその通知を発することを要す」と規定されており、来年の1月6日以前に通知を発するためには、それ以前に取締役会において「臨時株主総会の開催」を決議する必要がある。
 これらのことは、11月22日の記者会見で社長以下取締役の全員の任期満了退任(説明では1月31日退任)を発表したことから始まったものであり、その後も社長は記者会見で留任を示唆したり、株主懇談会では11月初めに開催された意見交換会の説明と異なる説明を行ったり、一部取締役が社長退任を慰留するなど、株主をはじめ多くのサポーターが現経営陣に対し不信感を持っているのも事実である。
 したがって、これらの請求は当然であるが、新しい経営陣に望みたいことは、サガン鳥栖の基本理念の下にチーム運営を行い、地域の人々の応援や支援を受け入れる体制づくりをお願いしたい。
 地域に根ざしたプロサッカーチームとして、市民球団として、新しいチームづくりをお願いしたい。微力ではあるが、その際には是非参加させていただきたいと思っている。


 西日本新聞  14.12.13

 12日と13日の西日本新聞を見てビックリした。
 12日は、「臨時総会開催 株主11人請求」との見出しで古賀社長のコメント「『社長になる意志を誰も表明していない』と話し、回答を保留。同会に再考を促した。‥‥」が掲載されていた。
 株主が商法の規定により取締役候補を示して、取締役選任のための「臨時株主総会」の開催を要求したのに対し、再考はないと思う。
 水面下で社長候補を明らかにして、現取締役と協議する必要はあるかもしれないが、「臨時株主総会」の開催を保留する理由にはならないであろう。取締役を選任できるのは株主(総会)だけである。そして、代表取締役を選任できるのは取締役(会)だけである。
 13日は、鳥栖市長が市議会の一般質問に現経営体制条件に支援する考えを表明したと掲載されていた。鳥栖市がサガン鳥栖を応援・支援していただくことは、嬉しいニュースではあるが、「現体制条件に支援」ということが理解できない。
 現在の取締役7人は、取締役会で任期満了で退任する意向を表明し、さらに、古賀社長は記者会見で自らの退任を発表している。
 したがって、「現経営体制」とは、これら取締役全員の続投を示唆するものなのか、単に古賀社長の続投を示唆するのか不明である。
 いずれにせよ、鳥栖市がサガン鳥栖を支援するための条件が「古賀社長の続投」であることがわかった。今後、現取締役や「臨時株主総会」の開催を要求している株主を含め、サガン鳥栖を応援・支援してきた関係者がどう応えるのかが問題である。


 木村氏が要請辞退  14.12.15

 サガン鳥栖は、天皇杯3回戦(J1清水)を2対4で敗れ、今季の公式戦を終了した。
 副島監督にとっても地元チームを率いての最終戦となった。NHKによると副島監督はJ1神戸の監督に就任が決まったとのこと、新しいチームで頑張っていただきたい。
 試合の方は、佐藤陽彦選手とビスコンティ選手の欠場が残念であったが、森田選手の頑張りと小石選手の2得点は見事であった。
 15日の西日本新聞に「木村氏が要請辞退」と発表されている。木村和司氏の監督就任が実現すると思っていた人々がどれだけいただろうか。
 チームがカレカ氏や木村氏などを監督等の候補とするのは、話題性がある人に監督等をお願いして観客動員を図りたいとの思惑と想像されるが、チームや選手のことも考えて選考していただきたい。
 チームが能力のある選手を外国やJ1のチームからスカウトして新しいチームを造るということであれば、外国やJ1で実績(監督として、選手として)のある人を監督にすることも必要かもしれない。
 しかし、現在のサガン鳥栖に監督として必要な人は、チームを育て、能力を引き出すことのできる人であろう。
 他のJ1・J2チームが監督の留任や新監督の就任を発表している。サポーターだけでなく選手達のためにも一日でも早く新監督就任の発表を望みたい。


 ビスコンティ退団  14.12.17

 嬉しいニュースを聞きたいと思っているが、まだ、その時ではないようである。今度はビスコンティ選手の退団が新聞各紙で報道された。「二頭を追うものは一頭を得ず」との格言を思い出したのは私だけであろうか。
 ビスコンティ選手(アルゼンチン)とカレカ氏(ブラジル)、そして副島監督と木村氏(元横浜マリノス)、同じような取り合わせである。それぞれの人が実績とともに名前のある人々である。それらの人々を共存させようとしたサガン鳥栖経営陣。
 今季活躍した選手や監督との信頼関係を大切にするのであれば、考えられない取り合わせである。カレカ氏を監督(又はトータルマネジャー)とするために副島監督を事実上解任した。そのために、ビスコンティ選手の信頼を失うとともに、カレカ氏の替わりに選考した木村氏からも見放される結果となった。
 副島監督の場合は、個人的理由があったかもしれないが、来季の躍進が期待できる状況で転進することは本意ではなかったと思う。
 ビスコンティ選手の場合は、金銭的な問題もあったと想像されるが、チームとの信頼関係の欠如が大きいと感じている人も多いと思う。
 チームは、実績のある者、名前のある者にこだわることなく、新監督を選考していただきたい。そして、選手の補強も同じである。どのチームにも補強のポイントがあるはずである。
 今季のメンバーを中心に補強し、開幕戦勝利のニュースを聞きたいと願っているサポーターの一人である。


 新監督候補   14.12.18

 新監督候補の名前が12月18日の各新聞に掲載された。日刊スポーツによると「本人『前向き』」とのミニ見出しが印象に残った。候補者は九共大サッカー部監督の千疋(せんびき)美徳氏(38)氏である。
 千疋氏は、北九州市出身で96年からJ2福岡のジュニアユースの指導を行い、00年からは大学の指導を行うなど指導者としての可能性を秘めた人材と思える。
 何よりもチームが記者会見をして交渉したいと発表したのではなく、各新聞社が本人の意向を確認していることからも信頼性を感じることができる。
 後は、チームとの契約がスムーズに終了することを祈るばかりである。サガン鳥栖にとっては嬉しいニュースというよりもホットしたニュースであった。
 契約後は、監督自身が選手の補強に手腕を発揮しなければならないであろう。我々サポーターも期待を持って見守りたい。
 さらに、大きな問題として経営陣の刷新が残っている。臨時株主総会がいつ開かれるか不明であるが、サガン鳥栖の歴史に残る総会になるだろう。


 現経営体制 14.12.20

 12月20日の佐賀新聞によると、「サガン古賀社長 来季も続投を表明」との見出しで、「‥‥市長が現経営陣の存続を条件にサガン鳥栖を支援する方針を受け、続投の意志を固めた。」と報道されているので、これまでの流れを確認したい。
 古賀社長は、11月22日の記者会見において、自ら1月31日に退任するとの発表を行った。ビックリした一部取締役が株主総意による社長続投を演出するために、急きょ11月27日に株主懇談会を開催した。
 ところが、古賀社長の続投が全会一致で承認されなかったため、一部取締役が採決による続投要請を提案したところ、相当数の株主が採決に反対し、退席するなど積極的な支持が得られなかった。
 12月10日に「サガン鳥栖の未来を考える会」が潟Tガン鳥栖に対し、現取締役全員の1月31日退任に対し、新たな取締役選任のための臨時株主総会の開催要求を行った。
 12月12日の市議会で現鳥栖市長が現経営体制条件に支援する考えを表明したと新聞紙上で明らかにされ、今回の古賀社長続投の発表である。
 そこで、気になることを述べたい。
 第一点は、11月22日の退任発表は記者会見で行っているのに、続投記事は私の知る範囲では佐賀新聞だけである。退任を撤回するのであれば、同じく記者会見でマスコミ全体に報告すべき問題ではないだろうか。
 第二点は、「‥‥ら新任5人の取締役就任を来年1月に予定する臨時株主総会で承認を受けたい。」とのコメントである。「サガン鳥栖の未来を考える会」が推薦した3名の取締役候補が無視された形になっていることである。
 もう一点あるが、今はその時期ではないと思うので、後日、機会があったら述べたいと思う。


公開質問状 14.12.21

「サガン鳥栖の未来を考える会」から12月19日付で公開質問状が潟Tガン鳥栖に提出されたもようである。具体的な内容については、他のHPに譲るとして感想を述べたい。
 第一点は、臨時株主総会が「サガン鳥栖の未来を考える会」の提案に基づき開催されるのではなく、現執行部主導により、会社提案の議題だけが審議される可能性があるということである。
 法的には専門家の判断を待たなければならないが、自らが退任を撤回することにより、「サガン鳥栖の未来を考える会」が請求した臨時株主総会の開催理由がないとの判断かもしれない。しかし、社会的に許される行為とは言えないであろう。
 一方で自ら選任した取締役候補の承認を受けるための臨時株主総会を開催しようとしていることに疑問が生じる。
 11月1日の意見交換会では、臨時株主総会を開催する時間がないので、来季の取締役候補を顧問として監督、選手との契約更新を行う旨表明しているにもかかわらず、11月27日の株主との懇談会では前言を撤回した。
 さらに、今回は臨時株主総会まで開いて株主の同意を得たいとのことであり、あまりにもご都合主義ではないだろうか。
 第二点は、「サガン鳥栖の未来を考える会」がサガン鳥栖への思いから提案したことに、威圧的な発言を繰り返していることである。サガン鳥栖を思うあまりか、他に思惑があるのかは別にして、これまでにも他で同様な発言が繰り返されていると聞いている。
 これからも、このような事を繰り返すようであれば経営者として、社会人として失格ではないだろうか。


  サガン鳥栖の未来を考える会 14.12.22

 「サガン鳥栖の未来を考える会」が株主、サポーター、ファンによる意見交換を提案されている。 開催は、12月26日(木)の19時からサンメッセ鳥栖で行われるとのことである。

 意見交換の内容は、同会が会社に提出している臨時株主会開催要求や公開質問状が中心になると想像されるが、私としては同会の名称のとおり、「サガン鳥栖の未来を考える会」にしていただきたいと思っている。

 私は、同会が要求した臨時株主総会の開催は拒否されるであろうし、公開質問状の回答は得られないだろうと思っている。その場合には今後の対応が最も重要なことである。

 しかし、今後の対応を議論するためには、参加者がサガン鳥栖の未来像をどのように考えているかが問題である。出席者全員が同じサガン鳥栖の未来像を共有しているのかどうか、異なるとして共同歩調がとれる範囲なのかを確認する必要があるのではないだろうか。
 したがって、同会の結成のいきさつ、臨時株主総会の開催要求、公開質問状に関することは経過報告に留めていただきたいと思う。
 サガン鳥栖の未来像を共有するとともに、実現可能な対応策を検討し、同日参加できなかった人々にも賛同を求め、サガン鳥栖を応援・支援する人々が一致団結することが急務である。


 未来像 14.12.24

 サガン鳥栖の未来像を考えるためには、潟Tガン鳥栖の性格を検証する必要がある。
 潟Tガン鳥栖がプロサッカーの興行会社であるならば、下部組織や地域との交流を深めるためのサッカー教室など不要であろう。また、興行であれば鳥栖市が支援したり、ボランティアが運営をお手伝いする理由もないと思う。
 一方、Jリーグの百年構想や鳥栖市の基本構想(文化交流都市)を実現するため、かつ、チームの基本理念である「人づくり」「まちづくり」「夢づくり」を実現するためにホームタウン鳥栖市のシンボルとして地域に根ざしたプロサッカーチーム(クラブ)を目指すのであれば、下部組織や地域との交流を深めるためのサッカー教室が重要であり、鳥栖市が支援したり、ボランティアが運営をお手伝いすることにも意義があると思う。
 平成9年2月の創設されたサガン鳥栖は、後段の地域に根ざしたプロサッカーチームを目指していたと私は認識している。
 ところが、途中から潟Tガン鳥栖、個人商店サガン鳥栖に変貌しているのではないだろうか。確かに、組織的には株式会社として運営されており、経営の健全化(黒字化)が必要なことは十分承知しているが、黒字化のために地域との交流活動を縮減していくならば、単なるスポーツ興行会社になるのではないだろうか。
 そうなれば、鳥栖市の支援もボランティアのお手伝いも不要であり、サポーターが会社やチームのことであれこれと心配する必要もないことになる。
 しかし、潟Tガン鳥栖に出資した社(者)やサポーター、ファンはそれを望んでいないと思う。では、地域に根ざしたプロサッカーチームを育てるためにどうしたら良いかという問題になる。それを「サガン鳥栖の未来を考える会」で論議していただきたいと考えている。
 私は、潟Tガン鳥栖が観客動員のために地域活動や広報に力を入れ、鳥栖市をはじめ、地域の企業、市民、さらに、サポーター、ファンが参加する支援団体の支援を受けて、地域に根ざしたプロサッカーチームとして活動している姿を描いている。


 個人経営 14.12.27

 12月25日に「サガン鳥栖の未来を考える会」が提出した公開質問状への回答がサガン鳥栖のHPに掲載された。会社から回答はないもの思っていた一人としてビックリした。内容を見て二度ビックリである。
 第一点は、古賀社長を除く取締役6名による回答であったことである。公開質問状は潟Tガン鳥栖の古賀社長宛てに提出されたものである。確かに古賀社長が入院中との報道もあったが、公開された12月25日の翌日である26日には千疋新監督の記者会見に出席されており、古賀社長の名前がない理由がわからない。
 当然、回答するのであれば会社として回答すべきであり、社長名で回答できない部分を取締役連署で回答することはあるかもしれないが、回答書自体に社長名がないのは異常である。
 取締役が社長を無視して回答したのであれば取締役自体に問題があり、社長が指示して回答させたのであれば、それに反論できない執行体制に問題があると言わざる得ないと思う。
 第二点は、第三者が見ても理解に苦しむ内容を理由に古賀社長の続投を正当化していることである。特に、ユニホームスポンサー(サプライヤーでは?)の件については、個人的に開拓し契約したものであろうと、それはサガン鳥栖の社長として行った行為であり、第三者に対し、個人取引であるかのような説明を行うことは、法律的にも許されるものではない。
 以上のことは、サガン鳥栖が「株式会社」ではなく、個人商店であるとの感覚で運営されているとしか思えない。まして、「人づくり」「まちづくり」「夢づくり」を基本理念に地域に根ざしたプロサッカーチームを目指しているチームを運営している会社とは思えない。
 一方、「サガン鳥栖の未来を考える会」の公開質問状にも問題があったと感じている。せっかく、商法の規定により臨時株主総会開催要求書を提出しているのであるから、回答は同じかもしれないが、
@ 臨時株主総会の開催年月日の確認
A 同会の取締役候補に対し、再考(威圧的発言)を促した理由
B 株主懇談会において現取締役が採決を提案した理由
C 株主からの帳簿等の閲覧請求を拒否する理由
D 株主懇談会における説明の再確認
 「収支・業務報告の件・ユニホームサプライヤーの件・副島監督退団の件・カレカのトータルマネージャーの件・新規スポンサーの件・社長推薦の取締役候補の件」
と整理して質問して欲しかった。


 地域密着14.12.28

 12月27日の佐賀新聞に「地域密着を目指す」との見出しで、千疋新監督の記者会見の記事が掲載されていた。
 その中で千疋新監督が「『地域に密着し、応援してもらえるチームをつくりたい』との抱負を語った。」とあり、期待している一人である。古賀社長も「地域に密着したチーム、最後まであきらめないチームをつくってくれる監督‥‥」との記者会見を行っている。
 両者とも具体的な内容を説明したのかどうか記載がないのでわからないが、是非実現していただきたいと思っている。今後、両者間で齟齬がないように検討をお願いしたい。
 そこで、私が感じた「地域に密着し、応援してもらえるチーム」を述べたい。
 第一に、練習を公開する。
 現在も公開されているが、練習日の告知、見学コーナーの整備等を行う必要があるのではないだろうか。
 第二に、サッカースクール(教室)を開催する。
 現在も行われているかも知れないが、その事実を知っている人が少ないので、それぞれの年代で年間計画を作成し、専任のコーチだけでなく、可能な限り、監督・コーチ・選手が参加し、学校や父兄との交流を増やす必要がある。
 そして、その内容を広報することにより、サガン鳥栖の地域貢献をアピールする必要があると思う。
 第三に、地域のサッカークラブ(学生、社会人)との交流を行う。
 レギラー組以外と地元(佐賀、福岡、熊本、長崎)の大学・高校生チームとの練習試合を行っていただきたい。これは、高祖元監督時代に行っていたものである。試合に出れない選手のリフレッシュにもなるし、地元チームのレベルの向上に貢献することができると思う。
 第四に、地域の人々との交流を行う。
 これも行われているかも知れないが、一般の人々は知らないので、地域のイベントのリストを作成し、参加できるものには積極的に参加していただきたい。単にイベントに参加するだけでもいいが、コーナーを作ってもらってサイン会やリフティング大会などの交流をお願いしたい。
 第五に、サポーターやファンとの交流を行う。
 ファンクラブとの交流は行われているようであるが、クラブサガン会員やスタジアムに応援に来ていただいているサポーターやファンとの交流はないようである。
 具体的には、ホームゲーム開始前のイベントの実施、同会場内におけるサイン会等以前にやっていたことを実施していただきたい。
 今季のチームは、これらのことを「黒字化」「スタッフがいない。」の一言で縮小したり廃止したものばかりである。実現するためには多くの人々の協力が必要であり、社員以外のスタッフ(ボランティア)を募集することも必要だと思う。
 これらのことを理解した上で、古賀社長と千疋新監督が合意され、記者会見で発表されたのであれば、サガン鳥栖の未来は明るいと思う。


チームスタイル 14.12.29

 9月30日のスカパーの録画中継(対水戸戦)で「今季の開幕は27人だったが、来期は25名とする。」「ビスコンティ選手と前田選手を中心にしたチームにする。」「ぬるま湯に浸かっている選手はいらない。」と古賀社長の発言を紹介されていた。
 ビスコンティが退団した今、これを全て実現する」ことはできないが、25人体制は実現できるのではないだろうか。
 補強により、今季末に29名になっていた選手から、FW3人(福留、竹元、森田)、MF4人(北内、高木、島袋、ビスコンティ)、DF2人(松田、関本)、GK2人(山口、ピント《チームのHPに掲載されていないが、佐賀新聞で大分復帰と報道されている。》)の合計11人が退団、移籍又は査定零であった。
 チームのHPによると2名(FW大友、DF中村)を獲得したとあるので、現時点(12月29日)で20名ということになる。
 25人体制にあと5名が必要である。千疋新監督が必要とするポジションを是非獲得していただきたいと思うが、急ぐ必要もないと思う。
 各チームともスリム化している状況にあり、活躍の場が与えられない選手が多くいるのも事実である。これらの情報を的確に把握し、チームを補強することができれば、今季以上の成績も夢ではないと思う。
 そのためには、情報収集をどのように行うかが重要である。また、レンタルの場合は相手チームとの信頼関係が重要である。いかに選手を育てるか、そして選手をいかに温かく迎え入れるか。これは、チーム(会社)だけの問題ではなく、我々サポーターや地域社会の問題だと思う。
 サガン鳥栖のチームスタイルは、他のチームで活躍の場が与えられない選手を生かすことではないだろうか。
 私は、それぞれのチーム事情により、世界を目指すチーム、日本一を目指すチーム、J1を目指すチーム、選手を育てるチームがあって良いと思っている。


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