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 恒沙塵数の
  如来は
 万行の少善
  きらひつつ
 名号不思議の
  信心を
 ひとしく
  ひとへに
  すすめしむ
     
(現代語訳)
ガンジス河の砂のように微塵の数ほどおられる諸仏方は、諸善を励む自力の行は少善であって、それをいくら積み重ねても往生できないと嫌われ、名号の不思議なはたらきによる信心のみがただ往生の道であると、皆がひとえに勧めてくださいます。
白川 晴顕師著
「浄土和讃を
 読む」 275頁より