(59)
 真実信心
  うるひとは

 すなはち定聚の
  かずにいる

 不退のくらゐに
   いりぬれば

かならず滅度に
  いたらしむ



     
(現代語訳)


如来の真実心が至り届いて他力信心を獲得した人は、ただちに浄土往生することが定まった人びとの仲間入りをします。

往生が定まるということは、再び迷いの世界に退くことのない位に入るということであり、その位に入れば命終わると同時に必ずさとりを開いて成仏することが出来ます。


白川 晴顕師著
「浄土和讃を
 読む」 165頁より


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