 
(54) 
 如来興世の
  本意には
 本願真実
  ひらきてぞ
 難値難見と
  ときたまひ
 猶霊瑞華と
  しめしける
   
(現代語訳)
釈尊がこの世に出現された本意は、弥陀の本願が真実であることを説きひらくことにあります。
しかし、この真実の教えに出遇うことは容易なことではなく、それは、あたかも三千年に一度しか咲かない優曇華を見るに等しいと示されています。
白川 晴顕師著
「浄土和讃を
 読む」 134頁より