第344回 自由にのびのびと

          平成11年8月26日〜9月1日まで


妙念寺電話サービスお電話ありがとうございます。
夏の恒例行事に、仏教壮年会のお寺対抗のソフトボール大会が
あります。

お盆が終わった最初の日曜日に、佐賀組の仏壮会主催の
ソフト大会です。
今年は、8月22日に、龍谷高校のグランドを借りて
行われました。
この大会で、妙念寺の仏壮チームが、おかげさまで
優勝できました。

これまでも、何度か優勝した経験がありますが、
やはり、優勝するのはうれしいものです。

他のお寺では壮年会の方は、選手が揃わないと、
会員以外の若い人の応援を求めて、チーム編成を
なさっているようですが、おかげさまで妙念寺では、
会員だけで出場できます。

むしろ、集まっていただく方が多くて、一回も出場できない
人もあるくらいです。
それに、今年は、壮年会の奥さんも応援だけではなく、
選手として参加していただきました。

 試合を見ていると、日ごろ練習をやっている人と、
昔やっただけの人とではその差が、はっきりと
出てくるものです。
年配の人でも、地域のチームに参加して、早起きして
練習をしている人は六十歳をとうに過ぎた方でも、
その動きはスムーズで、身体が自然に動き、見ていても
すぐに分ります。

 ソフトの試合を見ながら、感じたのは、ソフトと同じように、
お念仏の生活は時々お念仏していては、気持ちはあっても
身体がついていかないもの。

毎日毎日のお念仏が、どんなときにも、固くならずに、
この身体を自由にのびのびと働かせてくれるものだと
感じました。

考えて行動するのではなく、つい身体が動いてしまう、
損得ではなく、自分の守備範囲だけでなく、自然に身体が
動くようになるには、やはり毎日の欠かさぬお念仏の生活だと
思います。

ソフトボールで優勝したのもうれしいことでしたが、年配の方が
のびのびと玉を追う姿や、力まずにバットを振って、
ヒットを打つ姿はとても感動的でした。

 お念仏の人ののびのびとした生活と同じように思えました。
欠かさずに毎日毎日のお念仏の生活が、この私を伸びやかに、
力まない豊かな生活にしてくれることでしょう。

妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
次回は、9月2日に新しい内容に変ります。