CD(compact disk) デジタル信号処理によって、直径12cmのディスク(円盤)の表面上に直径一ミクロン程度の小孔(ビット)で記録し、これを半導体レーザーからの光線によって読み取り、元の音楽に戻すという方法をとっている。この基本技術を、情報の記憶装置として使うのがCD‐ROMである。(現)
さわり 見せ所。聞かせ所。一番いいところ。(Y)
しもて(下手) 観客席から舞台を見て左側のこと言う。上手の反対側。西洋では、舞台側の俳優のほうから見て客席に向かって右手のことを(right)いう。
シューボックス型(shoe box hall) プロセニアムアーチを作らない長方形のホールをいう。シューボックスとは、「靴箱」のこと。
しょにち(初日) 公演の最初の日のこと。
スタッフ(staff) 出演者(キャスト)に対して、裏方(スタッフ)。舞台スタッフ、照明スタッフ、音響スタッフなどという。(Y)
ストリングス 弦楽器の総称。バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスなど。(p)
スモークマシン(smoke machine) 人工的に煙・霧(スモーク)を発生させる機械。光のスジや色を効果的に見せ、舞台を煙ったような幻想的な効果をつくる。(Y)
セットアップ(setup) 準備が終わること。舞台装置の仕込み、照明の仕込み、音響の仕込みが終了すること。(Y)
せんしゅうらく(千秋楽・千穐楽) 公演の最後の日のこと。楽日(らくび)ともいう。
センターライン(center line) 舞台前中央から舞台奥中央に向かってのライン。ここを境に上手、下手を分ける中心線。
そで(袖) 舞台の下手側と上手側の客席から見えない部分を指す言葉。舞台の「ふところ」ということもある。
ソプラノ(soprano) 女声の高音域、または、その歌手。高音域を受け持つ管楽器。
ソリスト(soliste) 独唱者、独奏者。(Y)
ソロ(solo) 無伴奏あるいは伴奏つきで行なわれる独奏、独唱。管弦楽などである部分で単独の奏者が演奏する独演のこと。バレエ、ダンスなど一人で演技すること、または、その演技者のこと。
ロビー(lobby) ホテルや劇場の入り口を入ったところに設けられて客溜りの空間。ホワイエなどと同意語として使用される。
残響(reverberation) 部屋の中で手をたたいたり、楽器やスピーカーの音を急に止めると、しばらくの間はその音の響きが残っている。これをその部屋の残響と言う。残響の多い意部屋では、人の声の明瞭度は落ちるが、楽器の音色が豊かになり音楽の表現力を増すこともある。
残響時間(reverberation time) 音がよく拡散し、十分に混ざり合った部屋を拡散音場と定義している。拡散音場で音源から出た音が十分に部屋に行き渡った後、急に音を停止すると音圧レベルは直線的に減衰する。残響時間とは、この音が減衰して百万分の一になるまでの時間、つまり60db減衰するまでの時間と定義され、響きの量を数値で表すものものとして広く使用されている。
仕込み 大道具、照明、音響などのセッティング(準備)をすること。(Y)
仕込み(準備) 催し物の準備をすること。一般的には、舞台の照明・音響・舞台装置などを催し物のために準備をすることをいう。
紗幕 折り目の粗い透ける布で作った幕のこと。幻想、霧、霞などを表現するために舞台装置をぼかして見せるための幕。近頃は絵をかかいた絵紗が用いられることもある。
終演時間(打ち上げ) 催し物が終わる時間。
地がすり(地絣) 舞台の床に敷き詰める布で、地面をあらわすものとして使用される。布の色は地面によって異なるが通常は、グレーを用いるが、黒や茶を使用することがある。(p)