なかび(中日) 公演期間の真中の日のこと。
ならび 演者やスタッフに謝礼やギャラを支払うとき、10%の源泉税の徴収が必要となる。このとき、手取額を丁度にするため、税金分を上乗せした支払額の数字を並べること。
ナレーション(naration) 舞台の進行に合わせて説明をすること。
ナレータ(narrator) 語り手または、解説者。
に(二)ベル・本ベル 「本鈴(ベル)」のこと。開演を知らせる合図であるが、ベル、チャイム、ブザーや合成音などのSE(効果音)音楽などを使用することもある。
乗り打ち 各地を移動して公演を行なうとき、その日の公演が終了してすぐに次ぎの公演地に移動して、次の日に公演をすること。(p)
乗り日 次の興行地に移動する日のこと。いわゆる移動日のこと。
生(なま) テープやレコード、ビデオなどによる再生ではなく、実際に音楽演奏したり、演技を直接見せること。生出演、生の音などという。
能舞台 能と狂言を演じる専門の舞台。後座(あとざ)、脇座(わきざ)、橋掛(はしがかり)、本舞台の四つからなっている。四本の柱に囲まれた3間×3間の板敷きの舞台。四本の柱は、舞台に向かって右側(下手手前)が大臣柱又は脇柱、左側手前(下手手前)が目(見)付柱、右奥が笛柱、左奥が仕手柱という。
抜き稽古 演出者の要望によって重点的に稽古をする。必要がある部分を抜き出して稽古をすること。
鳴物(なりもの) 下座(げざ)音楽に用いる三味線以外の楽器の総称。舞台下手の黒御簾(みす)の内側で太鼓、平大鼓、小鼓、笛などを演奏すること。