MD(mini disc) 今日まで使われてきている磁気記録に対して、その記録密度を上げるために作られた光磁気記録である。ビデオ・ディスクやCDと違って、書き直しができるところに特色がある。この原理で作られた商品が、書き替え可能のMD(ミニ・ディスク)で、信号処理を含め新しい技術が取り込まれている。(現)
アートマネージメント さまざまな芸術活動について社会と芸術家を繋ぐ仕事。芸術系の催し物やイベントを企画・制作をする業務。(Y)
あごあし 催し中の出演者やスタッフの食事代(あご)や交通費(あし)のこと。興行の際は、「あご・あし・まくら(宿泊代)」などの費用を誰が負担するかを必ず決めておかなければならない。
あさいち(朝一) 朝一番(時間)のこと。朝一でお願いします、などと漠然とした時間が対象となるが、通常は業務の始まる時間をいう。(Y)
アトリュウム(atrium) 玄関ホールの役割を果たした中庭、広く玄関一般をさす。
アナウンス(announce) 知らせること。告知。
アナログ(analogue・analog) 情報の信号を符号化しないで記録する。符号化したものはデジタル(digital)方式。長針と短針を用いた時計はアナログ式。数値や長さ角度、あるいは電流といった連続した物質の量でしめすこと。
アルト(alto) 女声の一番低い音域。中音域を受け持つ楽器。
アンコール( encore ) 音楽会などで予定の演奏の終わった出演者に、客が追加の演奏・出場を拍手や掛け声などで要求すること。
いち(一)ベル 劇場で開演を予告するために鳴らすベル、ブザーまたはチャイムのことを言う。ロビー、廊下などにいる観客に着席をうながすために、観客席と、廊下の両方で通常5分前に鳴らす(予鈴)のこと。
いりじかん(入り時間) スタッフ・出演者がホールに入る時間。(Y)
いれこみ(入れ込み) 開場の時間。観客をホールに入場させる時間。(Y)
イントレ 照明器具、スピーカーシステム、テレビカメラなどを乗せるヤグラのこと。(p)
インバータ(inverter) 周波数制御装置。交流を整流して任意の周波数の交流に再度変換して、交流モーターを自由に可変速制御する方式である。
うつ(打つ) 興行などを行うこと。興行を打つという。(Y)
エムシー(master of ceremonies 略号 MC)              マスターオブセレモニーズの略。司会者のこと。
おおいり(大入り) 観客が満員になること。大入り袋。(Y)
オーケストラ(orchestra) 弦楽器,管楽器,打楽器,鍵盤楽器その他,さまざまな楽器を組み合わせた大規模な合奏および合奏団を意味し,室内楽や特殊な編成の〈バンド〉と区別して用いられる。欧米語の〈オーケストラ〉の語源は,ギリシア語 orchstraで,古代ギリシアの円形劇場の平土間を意味した。明治時代に,雅楽の用語を用いて,〈管弦楽〉と訳された。(百)オーケストラの響きの土台を形成する弦のセクションは、合唱団と同じく4声部にわかれ、第一バイオリン、第二バイオリン、ビオラ、チェロとコントラバスの4群で構成される。木管と金管のセクションは弦と違って、奏者が一人ずつ別の声部を受けもっている。2管編成とは、木管楽器群のオーボエ、フルート、ファゴット、クラリネットにそれぞれ二名の奏者を配置すること。3管編成とは、木管1種について、奏者3名の編成をいう。(M)
オーケストラ・ピット(orchestra pit) オペラ・バレエ・ミュージカルなどで使用されるオーケストラが入る場所。舞台端と客席の最前列の間の低い位置にあり、観客の視線を妨げないようになっている。オーケストラ・ボックスともいう。
オープンステージ(open stage) 客席と舞台が仕切られることなく、客席と舞台が々空間の中にある劇場の形式を言う。
オケふ(オケ譜) オーケストラが演奏できるよう、パート譜が全部そろった状態をオケ譜という。(Y)
おさえ スケジュールなどを入れて、ホールやスタッフなどの予約をすること。(Y)
おす(押す) 開演・終演時間が予定より遅れること。反対に「巻く」といえば、早めに開演・終演をすること。(Y)
おはようございます 舞台・興行の挨拶、その日に初めて会う人には、「おはようございます」という。帰りには、「お疲れ様でした」という。(Y)
オリコン(Original Confidence) レコードの売上などを示した業界専門ヒットチャート誌「オリジナルコンフィデンス」の略称。アーティストのレコード・CDの売上チャート(順位)でオリコンの今週号第何位というような言い方をする。(現代)オリコンランキング・オリコンチャートなどと使われる。
オンエア(on air) 放送中、本番中などの意味。
オンタイム 決められた時間どおりに進行すること。
スコア・総譜(score) 演奏者全ての楽譜が書かれた譜面のこと。
一文字(幕) 舞台の上の照明器具や大道具などを隠す横一文字に設置された舞台の幕のこと。
営業 地方巡業(興行)などをいう言葉。単発的な興行で、仕事と割り切った興行を指す。(Y)
音響反射板 舞台上の音を反射させる舞台機構。反響板ともいう。
音合わせ 楽器などのチューニングのこと。舞台で音をだして、キッカケなどのタイミングを確認すること。
音出し 音響機器をセットアップしたシステムから音を出すこと。演奏会などで音楽や合唱が始まる時間を言う場合ある。
表方 裏方の反対語で、催し物の制作関係者、プロデューサー、客席案内係、もぎり、営業、経理、宣伝係などの劇場の興行経営面にたずさわる関係者の総称。
裏方 「裏」は劇場の緞帳を仕切りとして、舞台側と客席側とに分けた場合の舞台側を総称して、出演者を除く舞台で働く全ての人をいう。舞台監督、大道具係、衣裳係、照明係、音響係等の総称。